野鳥のチュン太
去年のGWの朝、車で走っていると、道の真ん中で鳥が立っているのが目に入りました
その違和感から、きっと飛んでいる時に車に当たってしまったんだろうと思いました
中央の白線のあたりに立っていたのですが横を通っても一歩も動きません
でも二本の足でしっかりと立っていました
車を停めて数十秒迷いました
野生動物を保護しても多くの場合助けられないし、もし何かの病気で弱っていた場合、人に感染でもしたら大変なことになるので何もしないことが正解だという十分分かっていましたが、その間にもトラックが真横を走ります
せめて道の端にでもと思って持っていた服で鳥を包みました
鳥は何の抵抗もしません
道端に降ろそうかと思いましたが、やっぱり他の動物にやられてしまうと思い、結局膝の上に乗せたまま家に連れて帰りました
家に到着です
まだ放心状態です
元気になったら返すからねと思いながら家族にはまだ内緒です
言うと触りたがるし、鳥が落ち着けないので(;´д`)
オカメインコを飼っていた時の鳥籠を出してきてとりあえず中に入れました
そして3時間ほど黒い布を被せて落ち着いてもらいました
するとそれまで口を開けた放心状態だったのが様子が変わりました
ぴょん、ぴょんと止まり木を飛び移るようになっています
良かったー.°(ಗдಗ。)°.
少し良くなったみたい(*≧∀≦*)
お尻を上下にフリフリしていました
状況を知った息子も可愛い可愛いと遠くからずっと見てます
息子はチュン太と名付けて飼いたいと言います
可愛いもんね、気持ちは分かる
でも野鳥を飼うことはいけないことだし、この子にとっても幸せじゃないからそれは出来ないんだよね
息子は水を入れたり畑から生きたミミズを取ってきて入れたりしましたが何も口にしません
野生だもんね
明日まで休ませてあげるべきか、でもこのまま何も口にしない事と、鳥籠に入り人が近くに居るというストレスで弱ってしまわないかと迷いに迷いました
そして、よし、チュン太の生命力にかけよう!
夕方、山に離そう!と決めました
明るいうちに離してあげないとこの子も落ち着ける場所を探す時間が必要なので、しばらくして山に行くことにしました
山の上の、出来るだけ良さそうな高い場所を見つけて離しました
チュン太はしばらくして少し高い所へ、また少し高い所へ、飛び移っていきます
やっぱり返すの少し早かったかなと後悔( ;´Д`)
もっと一気に、見えなくなるまで飛んで欲しかった
チュン太との別れに息子は泣いてます。゚(゚´Д`゚)゚。
それを見て私も( ; ; )
元気に生きてね!
チュン太の種類を調べたり、色んな人に聞いたのですが分からずでした
上下に尻尾を振っていたのが特徴的で、ノビタキという鳥かなと思うのですが
そして今更ですがあの状態で返して良かったのかな・・・
どうか今も元気にしてますように!